初心者が家庭菜園(野菜生育)で知っておく事 畑で野菜を育てるポイントを初心者向けにご紹介
こんにちは、ケンコーです。
家庭菜園をはじめようと思っている初心者さんは、野菜を育てるのに何が必要なの?と迷いますよね。
私は、家庭菜園をはじめた当初、畑に種を撒けば勝手に野菜がぐんぐん育って収穫出来ると思っていました。
しかし、いざ畑を持ち、家庭菜園を始めた所、畑ご近所のおじいさんに色々教えていただき、自分の考えの甘さにショックを受けました。
野菜は本当に繊細で、病気にもなりますし、水、栄養が不足すると枯れていきます。逆に適切に育てると、たくましく元気に育ち、収穫の際には感動を与えてくれます。
野菜により、育て方、育てる時期、肥料、土、水やりなど異なりますが、ここでは野菜を育てる上で抑えておくポイントを、初心者向けにご紹介したいと思います。
これから、家庭菜園をはじめようとしている方は、是非ご参考に。
目次
知っておく事① 野菜の連作障害
野菜には、畝で同じ野菜を連続して育てると病気になるケースがあります。
それを連作障害と言います。
そういった野菜は、期間をあけて育てる必要があり、野菜によってあける期間も違います。
例えば、トマト、ナスは4年、キャベツ、レタスは2年あける事で病気のリスクが減ります。
中には、連作障害リスクが低く、毎年育てても問題ない野菜もあります。
また、連作障害は、同野菜だけではなく、同科目(ナス科、ウリ科など)でも発生するリスクがあります。
ですので、4年サイクルで野菜をまわす場合は、別野菜、別科目の野菜で計画すると良いでしょう。
こういった、同じ土地でいくつかの種類の農作物を何年かに1回のサイクルで作っていく方法を輪作といいます。
知っておく事② 畑準備(土づくり、肥料、石灰)
野菜を植える前に、畑を準備する必要があります。
基本的には、畑の中に畝を作り、そこに野菜を定植し育てていきます。しかし、畑の土をそのまま畝にして育てると元気に育たない事があります。
野菜は、育てる上で土の状態、肥料、水分、気温が非常に重要なポイントとなります。
まずは、畑の準備段階で必要な事をご説明します。
畝を作る際には、畝の中心に20cm程度穴を掘り、以下3点を混ぜ込みます。
だいたい、野菜を定植する1か月前に作業を行うと良いです。
堆肥
堆肥は、落ち葉や刈草、牛、鶏など家畜の排泄物などで、微生物の働きにより土を分解し、野菜を育てる上で必要な、保水性や排水性、通気性、保肥力を土に与えてくれます。そうする事で、フカフカした土になります。
【参考記事】
肥料
肥料は野菜の育ちを良くするための物質です。
窒素・リン酸・カリウムの三要素があり、それぞれ根を強くする、実を大きくする、花を咲かせるなど役割があります。
なお、肥料は、畑準備段階で混ぜる以外に、追肥(野菜の生育段階で肥料を足す事)する必要があります。
石灰
石灰は野菜を育てる上で必要不可欠です。
畑の土は雨の影響で酸性に傾きやすくなりますが、石灰はアルカリ性なので中和する役目としてもよく使われます。
多くの野菜は、酸度が強いと育たない為、定期的に石灰を土に混ぜ、中和していく必要があります。
【参考記事】
知っておく事③ 条間と株間
野菜を定植する(植える)際には、条間と株間を意識する必要があります。
条間は、一つの畝で、2列、3列で植える際の列の幅です。株間は、1列の株と株の間です。
条間、株間は野菜によって異なりますので、確認してから植える必要があります。
※調べ方は、種を購入した際は、袋の裏に説明がありますし、インターネットで調べる事も可能です。
定植時は、苗が小さく、株間がすごく広く見え、少しでも株間を狭めて多く植えたい気持ちになると思いますが、間隔が狭くなる事で、野菜に実が小さくなったり、育たなくなったりします。ぐっとこらえて、推奨する条間、株間を守るようにしましょう。
知っておく事④ 野菜の植える(定植)時期
野菜は、いつでも植えて良いものではなく、それぞれ育つのに適した時期があります。
例えば、トマト、ゴーヤ、オクラなどは、夏に育つので、秋に植えても育ちません。
各野菜の育つ時期は、インターネットや本で調べる事が出来ますので、定植タイミングを意識しましょう。
さいごに
野菜によって、育て方は異なりますが、何を知っておくべきか?を意識すると、適した状態に持って行く事ができます。
大切に育てた野菜が、病気にかかったり、枯れたりするとやはり悲しいものです。
元気で安定した野菜が育つことを心よりお祈り申し上げます。