タマネギの育て方 「玉ねぎ」の種まき、定植、収穫時期や育て方のポイントを初心者向けにご紹介

タマネギの育て方

目次

タマネギ(ユリ科)

おススメ度 ☆☆☆☆☆
難易度 ☆☆☆☆☆
手間 ☆☆☆☆☆
害虫被害 ☆☆☆☆☆
連作障害なし
株間15cm
日光日なた
ワンポイント
  • タマネギマルチ利用がオススメ
  • 種まき、定植時期が早いと「トウ立ち」する為、要注意
  • 大きく、早生、中生、晩生の3種があり、収穫時期、保管期間などが違ってくるので注意

栽培スケジュール

栽培スケジュールです。

早生

種まき : 9月初旬~9月中旬

定植  : 11月初旬~11月中旬

収穫  : 翌年4月中旬~5月中旬

中生

種まき : 9月下旬~10月初旬

定植  : 11月下旬

収穫  : 翌年5月下旬~6月中旬

晩生

種まき : 11月下旬~12月中旬

定植  : 11月下旬

収穫  : 翌年5月下旬~6月中旬

タマネギとは

タマネギは、名前の通り、ネギの仲間で鱗茎が玉のように大きくなる。

タマネギには、品種により収穫タイミングが異なる。

大きくは、早生、中生、晩生の3種類があり、早生→中生→晩生の順に収穫時期が早い。また、保存期間も異なり、早生は保存期間が短いが、晩生は保存期間が長い。晩生は9か月ほど長期間保存できる品種もある。

なお、早生はみずみずしくサラダで食べる事が多いが、晩生は炒め物、煮込みものとして料理する事が多い。

上記に加え、赤玉があり、名前の通り、玉が赤く、サラダにすると甘くて美味しい。

栽培方法

種まきは、畑に苗床をつくり、苗を育てる方法もありますが、私はセルトレイで苗を育てます。

種まき

  1. セルトレイに種まき用の土を入れる。※セルトレイは、200か288
  2. セルトレイを重ねて穴をあける。
  3. 1つの穴に1粒の種を入れる。
  4. 土を薄く覆う
ワンポイント
  • 土は、種まき用の培土かタマネギ専用の培土がオススメ
  • セルトレイは、200か288がオススメ
  • 種まきは、早くまくとトウ立ちになる可能性があるので、種を購入した際の袋に記載している時期を守ってください。

育苗

  1. 芽が出るまで土が乾いたら水やりする
  2. ある程度苗が成長すると、根が下から出てくるので、畝に埋め込む
  3. 苗の丈が10cm程度になると追肥する
  4. 苗が、丈20cm、鉛筆よりやや細い太さになると定植する
ワンポイント
  • セルトレイを畝に埋め込むことによって、根の張りが良くなり、元気な苗が出来ます。
  • セルトレイで育苗すると、定植が簡単に出来ます。
  • 苗を購入する場合、苗選びが重要となり、大きすぎても小さすぎてもいけません。丈が20~25cm、鉛筆よりやや細いくらいの太さの苗が良い大きさとなります。 

定植

  1. 畝にタマネギ用マルチを張る。※必須ではありません。
  2. 苗を定植する
  3. 水をやる
ワンポイント
  • 植える際は、深植せず、茎の白い部分が見えるようにしてください
  • 株間は12cm~15cm
  • タマネギ用マルチは生育促進、雑草予防の効果があります。
  • タマネギ用マルチを利用する際は、穴に1苗ずつ定植してください
  • マルチを張る際は、畝との間に隙間を作らず、周りに土を載せて、風が通らないようにしてください。※風邪でマルチが浮くと、苗がマルチの中に入ってしまい、日光が当たらなくなります。

収穫

  1. 茎が倒伏したら、天気の良い日を狙って収穫します。
  2. 収穫後、畝の上で2日程度乾燥させます。
  3. タマネギを3つづつ紐で束ねて、日陰で風通しのよい場所で吊るします。
ワンポイント
  • 収穫後の保管期間は、品種によって異なります。早生<中生<晩生の順で保管期間は長くなります。