石灰を撒く理由・効果
~ 石灰をまく理由・効果 ~
こんにちは、愛Fam ケンコーです。
野菜を育てるのに重要な石灰。
家庭菜園初心者には、野菜に石灰?と疑問に思われる人が多いのではないでしょうか。
今回は、初心者向けに何故石灰が必要なのか?を簡単に説明したいと思います。
目次
石灰をまく理由・効果
石灰をまく理由は、簡単に言えば、野菜の育ちやすい土壌にする事です。
逆に、石灰をまかないと酸度が高くなり、野菜が育ちにくい環境になります。
少し詳しく説明します。
野菜を育てるには、適した酸度が必要です。酸度を示す値をpH(ペーハー)と言いますが、多くの野菜は弱酸性のpH5.5~6.5を好みます。
※pHは0~14の数値があり、7が中性、数字が低いと酸性が強く、数字が高いとアルカリ性が強くなります。
石灰は、土を弱酸性にしてくれる効果があります。
pHの詳細は下記記事をご参考下さい。
なぜ、酸度が高くなのか?
土は、雨が降る事でアルカリ分が流れ、酸性に傾いていきます。
ですので、土のメンテナンスを長く放置すればするほど、土のpHが低くなり(酸性に傾く)、野菜が育ちにくくなります。
石灰の種類とおススメ石灰
石灰は、ホームセンターなどで販売していますが、色々と種類があり何を買うのか迷うと思います。
代表的な石灰が、消石灰、苦土石灰、有機石灰で、本来、土の状態(pH値)を見て、決めるのですが、初心者には難しいと思いますので、それぞれの特徴とおススメする石灰をご紹介します。
まず、中和の強さ(pH値を上げる能力)ですが、消石灰 → 苦土石灰 → 有機石灰の順になります。
※消石灰は非常に強いので、初心者にはおススメしておりません。
初心者におススメするのは、苦土石灰と有機石灰です。
苦土石灰は、まいてから植え付けまで2週間程度開ける必要があり、有機石灰は3日後には植え付ける事ができます。
①苦土石灰
「ドロマイト」と呼ばれる岩石を細かくしたもので、炭酸カルシウムと酸化マグネシウムが主な成分です。
家庭菜園には最も使用されている石灰です。
一般的には、1㎡に100g(一握りくらい)が目安で、pHが0.5程度上がります。
また、苦土石灰を散布してから植え付けまで、2週間程度あけます。
②有機石灰(貝殻石灰)
貝殻粉末など主に動物由来の石灰で、少しずつ分解される為、長期に渡って効果が持続します。
苦土石灰と同様、1㎡に100g(一握りくらい)が目安で、pHが0.5程度上がります。
有機石灰の場合は、効果が穏やかで、植え付けまで期間をあける必要がありません。
最後に
野菜を育てる上で、石灰をまいてpH値を調整する事は非常に重要です。
野菜を元気に育てるためにも、上記を参考に土壌作りを頑張って下さい~