もみ殻堆肥コンポスターを自作してみました 木材を使った自作コンポスターのご紹介
もみ殻は土をふかふかにしてくれる優秀な土壌改良資材です。
しかし、もみ殻をそのまま使うと、微生物による分解の際に窒素を多く使い、野菜の生育に悪い影響を与えるガスを出すので、野菜を植えるまで長い時間が必要です。
しかし、事前に堆肥化する事で、上記問題を解決し、土に入れてすぐに野菜を育てる事が出来ます。
今回は、もみ殻堆肥を作るための容器=コンポスターを作ってみましたので、ご紹介します。
まずは、もみ殻を堆肥化する環境の必要な条件をご紹介します。
目次
もみ殻堆肥化条件
- 雨にさらされない(水分が多すぎると発酵せず腐敗してしまう)
- 日陰にする
- 空気が入る(密封にしない)
- 深さ30cm以上とする
自作したコンポスター
もともと、プランターとして使っていたのですが、分解して改造してコンポスターにしました。
下に高さをもたせ、浮かす事で水はけが良くなります。
また、深さも45cmと充分圧力を与える事が出来ます。
あとは、蓋もあるので、雨が入りにくいです。完全に防ぐ事は出来ませんが、ブルーシートをかける事で、ほとんど入らないです。
もみ殻堆肥作成
もみ殻投入
まずは20cm程度もみ殻を投入します。
米ぬか投入
もみ殻が見えないようになるくらい米ぬかをふりかけます。
ぼかし肥料投入
自作したぼかし肥料を軽く投入します。
ぼかし肥料の変わりに発酵促進剤や、納豆菌・ヨーグルト(乳酸菌)を水に溶かしたものでも大丈夫です。
水投入
水をたっぷりかけます。
7割くらいになるまで繰り返す
もみ殻投入→米ぬか投入→ぼかし肥料投入→水やりを繰り返し、7割くらい埋まるまで繰り返す。なお、1回1回踏み固めると良い。
完成
写真は少し入れすぎました。7割くらいといったのは、入れすぎると切り返しがすごく大変になります。切り返しを考えると7割程度にしておくことをお勧めします。
蓋をする
これで、雨が入りにくくなります。
切り返し
4日に1回くらい切り返しを行い、空気を入れる事で発酵が進みます。
発酵が成功すると
発酵が成功しているかどうかの判断は、
- 匂い(甘い匂いがする)
- 温度があがる(60℃くらいまであがる)
- 白い菌糸が出てくる
です。