苔玉の作り方
~ 苔玉の作り方 ~
こんにちは、愛Fam ケンコーです。
今回は、今海外でも人気を集めているコロッとした小さく丸い緑の玉「苔玉(こけだま)」の作り方をご紹介します。
苔玉(こけだま)について知りたい方はこちらをご参考下さい。
目次
お知らせ
2019年5月5日に「苔玉の作り方」をYouTubeで公開しました。
是非そちらもご覧ください。
動画はこちら
はじめに
苔玉は、植物・土・苔・器の組み合わせで完成します。
基本的には、それぞれ自分の好きなものを選んで頂ければ良いのですが、苔玉との相性があります。
例えば、苔玉では植物と苔が共存する必要があり、育つ環境が似ているもの同士を合わせると長くもちますし、そもそも苔玉に合う植物・苔もあります。
同じ植物・苔を使ってもそれぞれ色・形・大きさが違い、また飾り方・包み方・切り方で雰囲気はがらっと変わります。それに加え、自分のお気に入りの器を合わせる事により、ひときわ輝く存在感を放ちます。
「世界で一つだけの苔玉」
これも苔玉の魅力の一つです。
今回は、実際に作った苔玉を基に、一般的な土の配分や作り方をご紹介します。
コロッと丸く愛らしい苔玉を作って、是非癒されて下さい♪
苔玉に必要なアイテム
アイテム一覧
・植物
・苔
・培土
・トレー
・ゴム手袋
・ハサミ
・糸
植物
苔玉に植え付ける植物です。(苔玉の上にのせます)
基本的には、自分の好きな植物で良いのですが、苔玉と相性が良い植物の特徴と、植物そのものをご紹介したいと思います。
苔玉と相性が良い植物の特徴
・大きくならない苗
・シダ・つる
・耐陰性がある植物
・観葉植物
苔玉におススメする植物
つる性 : ハツユキカズラ、ヘデラ(アイビー)、ポトス、ワイヤープランツ
シダ : アジアンタム、ネフロレピス・ダッフィー
木 : 紅長寿梅、もみじ、椿、さくら
苔
苔も植物同様、基本的には自分の好きな植物で良いのですが、苔玉に合う苔をご紹介したいと思います。
苔玉におススメする苔
【1位 ハイゴケ】
おそらく、苔玉にハイゴケを使っている人は多いと思います。
特徴としては、非常に丈夫で管理が楽で育てやすい。また、街中、山など身近に存在しており、店でも販売されていますので、入手しやすいです。初心者の方には非常におススメの苔となります。
乾燥すると色が茶色に変色するので、よく水をあげ、半日蔭の場所に置いてあげましょう。
【2位 スナゴケ】
スナゴケは、星くずのような形をしており、非常に可愛らしく、丈夫で育てやすいです。
スナゴケはすごく日の光が好きですので、日の当たる場所に置いてあげましょう。
【3位 ツヤゴケ】
ツヤゴケは、名前の通りツヤのある苔で、きれいなモスグリーンで癒される色をもちます。
ツヤゴケは繁殖が早く、短期間でボリューム感がで、雰囲気が変わります。
ハイゴケ同様、半日蔭を好みます。
培土
丸い形を維持するため、粘土のようなケト土やピートモスをメインにし、保水性の高い赤玉土を混ぜ合わせます。
また、植物の生育を促すため、植物の根の周りには栄養分が入っている培養土を入れます。
トレー
培土をこねる時に使います。
ボウルでも良いです。
ゴム手袋
ケト土は、真っ黒で手が汚れます。また洗っても取れにくいです。
気になる方はゴム手袋をおススメします。
ハサミ
苔を切る用のハサミです。
苔を貼り付けた後、整える時に使います。
糸
苔を巻く用の糸です。苔を貼り付けても剥がれるので、糸を巻いて固定します。
糸は、目立たない黒・緑を使うと良いでしょう。また、綿糸は自然に溶けるのでおススメです。
苔は、時間が経てば自然に玉に張り付いてくれます。それまでの間の補助になります。
手順
使う土は、ケト土、赤玉土。
配合は、基本ケト土2:赤玉土1ですが、植物により少しずつ変えています。
玉が小さい場合は、ケト土をピートモスに変えたり、ケト土1:ピートモス1:赤玉土1の配合を適用する時もあります。
また、乾燥した苔を粉々にして少々入れております。
④団子を作ります。
※最終的に団子の上に苔を貼り付けるので、好きな大きさの一回り小さいイメージで団子を作るのがコツです。
⑤団子に穴をあけて植物を入れます。
※植物に土がついている場合は、ほとんど残らないよう取って下さい。
※植物の根が長い場合は、切って下さい。
※植物が大きい場合、団子を小さめに作り、上からペタペタ貼り付けると良いでしょう。
最後に
如何でしたか?
苔玉は、意外と簡単に作る事が出来ます。
是非、皆さんも「世界で一つだけの苔玉」を作って癒されてみては、いかがでしょうか。